インプラントの治療方法
 

 インプラントの手術方法には、1回の手術を必要とする場合と2回の手術を必要とする場合の2つの方法があります。しかし、1回法が良い・2回法が良いといった意見がありますが、本当のところはどちらの治療法が良いということではありません。2回法の欠点を補うべくスイスから1回法のインプラントが開発されました。

 
【1回法】 … 
1回法は、インプラントを顎骨に挿入後、口腔内に露出させる方法です。
メリットは、手術回数を1回で済ますことが出来る点です。
1.
専用のドリルでインプラントと同じ長さと太さの穴を開けます。
 
2.
インプラントを埋め込みます。
 
3.
仮の蓋を取り付け、その部分を歯肉の上に出します。
 
4.
骨との結合を確認したら、土台を取り付け型を取ります。
被せ物を装着して終了です 。
 
【2回法】 …
インプラントを粘膜下におき、オッセオインテグレーション(骨結合)が成立するまでの間口腔内と隔離しておく方法です。
歯肉を2回切開する必要があるので、2回法といいます。
2回法が提唱された理由は、骨とインプラントが結合するまでの非過重期間に出来るだけ負荷を少なくし、感染リスクを最小限にするためとされます。
1.
専用のドリルでインプラントと同じ長さと太さの穴を開けます。
 
2.
インプラントを埋め込みます。ここまでは1回法と同じです。
 
3.
インプラントを完全に歯肉の下に埋没させます。
 
4.
骨との結合を確認したら、小手術で歯肉を小さく切開し、仮の蓋を取り付けます。
 
5.
歯肉の治癒を待ち、土台を取り付け型を取ります。
被せ物を装着して終了です。